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現場での事故をどうやって防ぐか
前回のブログでも書いたけど、
常に注意し続け、「安全」の雰囲気を作る
まあそれも大事なんだけど
なんだかんだ言って、やっぱり金を使わないとな
安全設備を整備しようと思ったら、金がかかる
親綱、スタンション、ネット、ハーネス、そのほかいろいろ
キレイごとを言っても
タダで安全は生み出せないんだよね
ネットで見かけた意見
「もし事故を起こしたら、施工者に多額の罰金を科すと、事故は減るんじゃないか」
もうね、アホかと
事故を起こしたら罰金どころか、多額の損害が生じることは
施工者は百も承知してる
会社の評判も落ちるしさ
だから罰金っていうのはあまり効果がないと思う
むしろ逆
オレが考える最も効果的な、「安全」に対する金の使い方
それは請負契約の時に、以下のような契約項目を織り込むこと
請負者が工期を通じて無事故、無災害を達成した場合、
発注者は請負者に対して、請負金の「〇〇%」を追加で支払うものとする
これだ
つまり
安全に工事を終えたら
ボーナスがもらえるっていう条件
これなら安全に対して頑張りがいがある
現場監督や職人にもボーナスが行き渡るようにすれば
事故防止に効果があるはずだ
結局、人間は自分の利益になることに対して
積極的に動く動物だ
これは工事現場の安全だけのハナシではない
例えば、最近叫ばれている、働き方改革について
いくら残業を減らしなさいとか
代休や年休を取りなさいと言っても
現実忙しいんだからなかなか難しい
だからサービス残業が減らない
逆だ
発想を逆にしよう
「年間を通じて、残業時間を減らし、代休と年休を取得した会社には
国から補助金を与える」
これなら会社が積極的に残業を減らす動きをする
いくら個人が残業を減らそうとしてもムリなんだよね
同じように
「コロナ感染者を出さなかった会社には、補助金を与える」
もう頑張ってコロナ対策をしようと思うよね
結局人間は己の利益のために動くんだ
キレイごとより
金で動かした方が早いと思うぞ